「食品製造業の厳しさに立ち向かうMIKURA Vinegary｜消費者を想う、忖度しないお酢づくりのこだわりを聞いてみた」ー株式会社トーエーー

インタビュー

「食品製造業の厳しさに立ち向かうMIKURA Vinegary｜消費者を想う、忖度しないお酢づくりのこだわりを聞いてみた」ー株式会社トーエーー

株式会社トーエー

#シゴトラベル #経営者インタビュー #採用情報 #わくわく探検隊 #三重県 #三重県

2022年夏に実施した取材型プログラム「シゴトラベル2022夏」の内容を記事にしています。

担当ライターキャリアお悩み大学生

株式会社トーエーってどんな会社？

キャリアお悩み大学生

株式会社トーエーについて教えてください。

代表取締役社長　伊藤さん

株式会社MIKURAという会社でお酢を製造・販売していました。昨年2021年7月三重県多気町にVISONというリゾート複合施設が出来、そちらに店舗を出すタイミングで、私が経営している別会社の株式会社トーエーを運営会社として事業再編しました。製造拠点である御浜町は三重県の南端にあります。そちらでこだわりのお酢を製造しています。

キャリアお悩み大学生

もともと御浜町への思いがあったのですか？

代表取締役社長　伊藤さん

そうではなくて、引き受けてほしいと頼まれたのが、御浜町のお酢メーカーでした。市場に出回っている多くのお酢は機械で作っていますが、私たちのお酢は手作りです。そのあたりの思いをいかにドラマチックに伝えるかを考えています。今のところは愛を醸造中ってことですね。

キャリアお悩み大学生

お酢づくりについてのこだわりはありますか？

代表取締役社長　伊藤さん

三重県産の食べ物にこだわってます。メイドインジャパンは人気で売れるというのもありますが。せっかく三重県で仕事をするなら、三重県産の原材料のみでやりたいと思ってます。なので、OEM以外の自社製品は三重県産にこだわっています。

キャリアお悩み大学生

ラベルもお洒落ですよね。パッケージはどんなことを意識されていますか？

代表取締役社長　伊藤さん

一般的なブランド酢は伝統調味料として売っています。でも、旅行先でお酢を買って電車で帰るとなると、大きな瓶は困りますよね。そこで、少し割高でも新鮮なものを、小さなパッケージで売ることにしました。「プレゼントギフト向け」を最初は意識していました。

キャリアお悩み大学生

HPは３ヶ国語対応で、Instagramも積極的に更新されていますね。

代表取締役社長　伊藤さん

多言語対応については助成金を活用しました。製造工程の展示も多言語で説明し、海外の方にも興味を持ってもらえるようにしています。
InstagramはVISON店舗のスタッフが頑張ってくれています。味までは伝わらなくても、お店の雰囲気が出ていると嬉しいです。

経営者インタビュー

キャリアお悩み大学生

伊藤社長がお酢に関わるきっかけを教えてください。

代表取締役社長　伊藤さん

私の祖父は四日市にある会社の創業者でした。私はその同族会社である株式会社トーエーに所属し、親族後継で3代目です。お酢とはまったく関係のない会社です。そんなあるとき、中学の同級生からお話があり、紆余曲折あって株式会社中野御蔵というお酢の会社を承継することになりました。

キャリアお悩み大学生

なるほど！なぜ、異業種であるお酢づくりをはじめようと？

代表取締役社長　伊藤さん

面白そうというのがきっかけです。だけど実際はこんなに売れないとは思いませんでした。また、異業種から参入したからこそ、食品業界の裏側も知ることができました。外から入った人間だからこそ、消費者に対して誠実でありたいなと思うので、製造工程等はなるべくオープンにするようにしています。

キャリアお悩み大学生

どういう人と働きたいですか？

代表取締役社長　伊藤さん

誠実な人ですね。先ほども言いましたが、消費者にはこちらから言わないと伝わらないことがあります。つまり、不誠実なことや、イメージを下げてしまうようなことはわざわざ言わないですよね。だからこそ、私たちはどのようにお酢を作っているかをオープンにし、風通しのいい会社でありたいと思っています。誠実な人が集まるような会社だといいなと思いますね。

若手インタビュー

キャリアお悩み大学生

続いて長谷川さんにインタビュー！どのような経緯でこの会社に入社されましたか。