「損得勘定より善悪を大事に。本当にお客様に寄り添った建築会社が築いてきた地域での信頼の理由を覗いてみた！ 」ー株式会社宮崎工務店ー
2022年夏に実施した取材型プログラム「シゴトラベル2022夏」の内容を記事にしています。
担当ライターキャリアお悩み大学生
株式会社宮崎工務店について教えてください。
宮崎工務店は1946年に三重県の桑名市で創業しました。工場やオフィス、店舗などの施設から注文住宅まで、幅広く建設を行なっています。昔は地元の小学校の新築工事もしていたんですよ。地域に根ざした建設会社として、「お客様が困ったことがあれば、駆けつける！」をモットーに、車で30分から１時間以内を商圏としています。
地域に根ざした会社として、大切にしていることはなんですか？
地元で長く続けていくには、やっぱりお客様からお客様へ「繋いでいただく」ことが大切だと思っています。住宅部門だと、“孫の家も宮崎さんとこで”と、親子３代通してお付き合いしていただいているお客様も多いです。最近はコロナ禍で実施できていませんが、弊社で建てていただいたお客様のお宅で、おうちの建て方相談会を兼ねたピザパーティなどを開催させていただいたこともあります。
お客様のニーズに寄り添うことはやはり大変な面もあるかと思うのですが、どんな風にお客様に寄り添っているのでしょうか。
まずはお客様の理想をしっかり聞き取るところから始まりますが、お客様の予算の関係上、“こうしたい！”を100％実現するのは難しいこともあります。ただ、ここが各社員の腕の見せ所で、例えば２千万円だけど３千万円に見える家をつくるみたいに、予算内で期待以上のものをつくりあげることで、お客様の理想を一つでも多く叶えられるよう心がけています。
続いて専務取締役の谷口さんにインタビュー！
地元で愛される理由や、そのポジションを築くまではどのようなものでしたか？
建物はお客様にとって非常に大きな買い物であり、暮らしや経済活動を行う環境の根幹になります。だからこそ、損得勘定ではなく善し悪しで判断するという実直な精神で取り組み続けることが、地元企業として信頼感を培っていくのに大事だと思います。もっと平たく言えば、自分のオフィス・家だと思って丁寧に最善のものをつくる、ということですかね。
家を建てる人が少なくなっているとも言われていますが、今後の展望はありますか？
住宅だけで言えば、確かに全国的にも人口減による影響がでてくる時代ですが、弊社は大きなシェアをとりにいっている訳ではなく、地元密着で一定数のお客様とお付き合いしていくスタンスです。だからこそ、宮崎工務店でおうちをつくりたいと選んでいただけるような会社でありたいですね。あとは建設業にとらわれず、新しいビジネスモデルも模索中です。おもしろいことをやっていきたいですね。
地域のお客様を大事にするということですね。
続いて、日紫喜さんにインタビュー！
どんなお仕事をされているのですか？
住宅部門の現場ネゴシエーター（現場監督）として、職人さんがスムーズに安全に働けるよう建築現場での指揮・管理を行なっています。設計図をもとに施工図を描いたり、工事全体のスケジュールやコスト管理などもしています。
プライベートとお仕事のバランスはどのようにとっていますか？
やっぱりお休みの日は気兼ねなく遊びたいので、仕事では段取りを工夫しながら仕事を進めるよう意識しています。現場監督の仕事は“段取り八分”といって、下準備が大切とよく言いますね。
なぜ宮崎工務店で働こうと思ったのですか？
好きなことが仕事にできるからです。中学生の時に自宅の建替で家が完成する過程を見て面白いと思ったのがきっかけで、そこからものづくりやデザインに興味を持ち、建築の専門学校に進学しました。住宅建築をしたいと思っていた時に、ちょうど縁あって宮崎工務店を知り、地元密着のところにも惹かれ入社を決めました。
やっていてよかったと思う瞬間や、やりがいはどこで感じますか？
やっぱりお引き渡しの時ですかね。こだわりのポイントが実現して喜んでいらっしゃる顔を見られた時はとても嬉しいです。品質管理の面で綺麗に仕上がっているのを見た時にも、おさまりを苦労して考えて良かった！とやりがいを感じます。
最後にメッセージをお願いします！
自分は好きなこと・やりたいことを仕事にして良かったと感じているので、みなさんも今のうちに遊びも学びも含めて、いろいろなことにチャレンジして興味のあることをどんどん深掘りしていってください！
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