「地元に求められ続ける居場所」ー株式会社プラトンホテルー
2022年夏に実施した取材型プログラム「シゴトラベル2022夏」の内容を記事にしています。
担当ライターキャリアお悩み大学生
株式会社プラトンホテルについて教えてください。
弊社の主な事業は三重県四日市市にあるホテルの運営です。ビジネスホテルではなく都市型ホテルで、家族やスポーツ団体の人に泊まって頂けます。
また、カフェや高校・大学の学生食堂などの運営、ほかには、ディナーショーなどのイベントも行っています。
プラトンホテルでは特に朝食に力を入れられているとのことですが、その理由やこだわりを教えてください。
みえの朝ごはんというテーマを意識しています。周辺にはチェーン展開しているホテルが非常に多いのですが、弊社プラトンホテルは四日市1棟のみの運営となります。グループ企業の飲食店も全て四日市市にございます。そのため、当ホテルから三重県内外の皆さまへ三重の食のすばらしさを伝えるお手伝いがしたいと思い、みえの朝ごはんを開始しました。
続いて支配人の濱田さんにインタビュー！他社との差別化はどこで図っていますか。
また、コロナで大変だったかと思いますが、どのように乗り越えられましたか？
まず前提として、生き残っていく為には我々の強みを活かさなければならないと思っています。プラトンホテルとしては、食の文化を非常に大切にしてきました。
また、実際コロナは大変でした。お客様が入らないから従業員の方にも一部休んでいただいたりする中で、スタッフ数が少なくなり業務の効率化が必要でした。
コロナ禍を乗り切るため、部署の壁をできるだけ低く、マルチタスクで従業員の方には動いていただき、大変だった半面、新しいやりがいを発見できたという声もありました。
このような形で何とかコロナ禍は乗り越え、宿泊事業の領域は大きく改善されています。
なるほど、では活気はかなり戻ってきていますか？
宿泊に関しては国がブレーキをかけなくなった事もあり、他社も含め、他県からの流入はコロナ前と同水準くらいまで戻りましたね。
うちは宿泊事業と宴会事業が柱だったんですが、大人数での食事はネガティブなイメージがまだ抜け切れていないので、以前は企業様の懇親会等で使用して頂いていた部分はまだ難しいですね。
一番経営をする上で大切にしていることは何ですか？
絶対に人と接する仕事なので、人と人との繋がりを特に大切にしたいと考えています。お客様とだけでは無くて事業パートナーの仕入れ業者の方々、ホテルの中で働くスタッフさんとの繋がりをいかに持てるかどうかが新しいチャレンジをしようとした時の推進力になります。色んな人達との繋がりや支えによって我々は成り立っていると、コロナを経てより一層思うようになりました。
今後のビジョンは？
ホテルは事業でしっかりと続けていきたいと思います。そのうえで、利益を残してスタッフに還元していきたいですね。
目指している従業員満足の形は仕事・趣味・家庭が全てばっちり、という状況です。何となく仕事は上手くいっているし給料も高い、家では奥さんや子供と仲良くて趣味も楽しい、これが理想だと思うんですよね（笑）。
続いて若手社員の山本さんにインタビュー！ずばり！就職のきっかけは？
ぶっちゃけてしまうと、当時は「こういう仕事がしたい」というものが明確にあったわけではないんですよ（笑）。大学時代遊び呆けてた状態でいきなり就活を迎え、したいこともなくて途方に暮れていたんです。
そんな時に就職説明会に参加して、ホテル業界のお話は聞いたことがなかったなと思い、詳しく調べるうちに面白そうだと思って、エントリーしました。
説明会でどこがおもしろかったですか？
特にフロントに興味を持ったんですよ。フロントはホテルの顔なので、かっこいい、やってみたいと思いました。
普段接客で心掛けていることはありますか？
おだやかなお客様もいれば、そうでないお客様もいます。どんな方にもとにかく笑顔で接客する事を心がけてます。笑顔を絶やさず対応をしていくと、たとえば険しい表情のお客様もだんだんおだやかになっていくんですよね。
自分だけで判断できない事は、お客様には少し待って頂き、上司に聞いて的確な答えを伝えるようにしています。
やりがいを感じる瞬間はありますか？
やっぱり、お客様が「ありがとう」「よかった」と笑顔になってくれた時ですね。
プラトンホテルで働いてから、ご自身の中での変化・成長を感じることはありますか。
私はもともと人見知りなので、人と話すのが得意ではなかったんですが、大人の方ともしっかり話せるようになりましたね。コミュニケーション能力に関しては学生時代と比べて成長できました。
自分自身の成長にも繋がるなんて素敵ですね！
ありがとうございました！
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